愛飲者に教わる『田苑 金ラベル』の美味しい飲み方
2023/11/13
1年には、ハレの日が幾日かある。家族みんなの誕生日、合格祝い、卒業式、桃の節句に端午の節句。母の日・父の日・運動会…。そんな日の夕食は、外食にせよおうちごはんにせよ、ちょっと特別なものが食べたくなるものだ。ネットで検索すると、家族のハレの日に食べたいメニューが続々出てきた。
子どもに関係するハレの日では、鶏の唐揚げやステーキ、手巻き寿司が人気。夫や妻のハレの日では、刺身や握り寿司、焼肉ということだ。
いやいや、ごちそうといえばウナギでしょ、という声もあるだろうが、2019年に実施された「Yahoo!ニュース 意識調査」によると、土用の丑の日でさえ半数以上の人が食べないと回答している。悲しいかな、国産ともなるとそう気軽に手が出せないのが現状なのだ。
お祝いの献立として、まず赤飯を思い浮かべてしまうのは、今や時代遅れなのか。大相撲で優勝した力士は、今も大きな鯛を鷲掴みにして満面の笑みを浮かべてる。尾頭つきの鯛で祝うなど、最高のハレメニューじゃないか! しかし庶民にとっては、もっともっと特別な日、人生に数回しかないような超特別な日のためのものなのかもしれない。
そこへいくと握り寿司あたりはぴったりだ。付け台に供される寿司店まで奮発しなくとも、最近はいろいろな選択肢がある。街の魚屋が寿司店を兼業しているところもあって、地域にもよるが、生シラスの軍艦巻きなど旬の地ものがいただけたりする。
では、みんなが好きな寿司ネタは何だろうか? さまざまな形態の寿司店を展開している(株)京樽が20〜59歳の男女を対象に行った「すしに関する調査」によると、好きなすしネタランキングでは、「まぐろ赤身」「まぐろ中とろ」が同率1位。3位には「サーモン」が入った。女性だけに限ると順位が変わって「サーモン」が1位となるが、それにしても日本人は相当なマグロ好きであるようだ。 ※京樽調べ
マグロは古事記にも登場するほど昔から親しまれている魚だが、寿司ネタになったのは近年になってから。それもそのはず、外洋を回遊する魚なので、獲ってからも輸送に時間がかかる。冷蔵設備がなかったころは、船上ですぐに三枚おろしにし、たっぷり塩を揉み込んでから水揚げされていたのだ。明治時代の中ごろまでは、とてもうまくは食べられなかったという。
その後、醤油漬けにして保存する工夫が考案され、今でいう「ヅケ」の調理法が生まれる。そして昭和初期に氷の冷蔵庫が普及しだし、やっとマグロが生で食べられるようになって、寿司として握られるようになったというわけだ。
マグロの刺身や握り寿司には「わさび」が欠かせない。それが下ろしたての生わさびなら、それだけで贅沢だ。香りがよく、辛味の中に甘味もあり、マグロの味を引き立てる。その上、成分が胃を刺激して食欲を増進させる働きもあるのだとか。
江戸前の粋な握りは、箸なんか使わず、指先でつまんで、さっと口に放り込むのが風流だろう。そして、酒をクイッとあおる。キリリと締まった辛口の酒は、わさび以上に魚の味を引き立たせてくれる。ふだんビール党の人も、このときばかりは日本酒だったりするのだろうが、どんなに辛口でもやはり糖分が含まれているのは気になるところ。
そこで、新しい選択肢として『寿司専用』という米焼酎を田苑酒造が提案している。最近こってりしたものが苦手になってきた蔵人が、寿司をつまみながらチビチビやって旨い焼酎を独断と偏見でつくり出したのだとか。日本酒のように華やかに香りながらも、糖分がゼロなのでスッキリ淡麗でキレがある。脂ののったネタほどよく合うのだ。
さらには、ハレの日のごちそう、もう片方のための『焼肉専用』麦焼酎も出している。子どものころから魚より肉派だった焼肉大好きな杜氏が、飽きることなく肉を食べ続けられる焼酎をと開発したのだとか。炭酸割りがオススメで、お好みでレモンを搾ってもOK。焼肉はもちろんバーベキューやすき焼きにもピッタリだ。
『寿司専用』の米焼酎はこちら
https://item.rakuten.co.jp/denen-shuzo/c/0000000176/
『焼肉専用』の麦焼酎はこちら
https://item.rakuten.co.jp/denen-shuzo/7375/?s-id=pc_shop_recommend&rtg=e58885e323df8fec2c12b9ab82246968#7375