【エンヴェレシーダ×ツヴィーゼル】グラスとの出会いによるエンヴェレシーダの新しい味わい
2020/01/20
皆さん、焼酎をだし汁で割って飲む「だし割り」という飲み方をご存知でしょうか? せんべろ系の居酒屋や屋台で人気の飲み方ですが、もちろん家庭でやってみることもできます。そこで、今回は田苑酒造の焼酎とにんべんのだしを使って、料理研究家タカハシユキさんがベストマッチを検証。おすすめの組み合わせを発表してもらいました。
料理研究家のタカハシユキさんは、伝統料理や漢方の考え方を大切にする一方、フリーペーパー『酒眉』に参加するなど、料理と酒のコーディネートもお得意です。今回は、田苑酒造の焼酎とにんべんのだし商品のお湯割りの組み合わせを検証してもらいました。
検証で使用した焼酎は、焼酎は、『田苑 ゴールド』『田苑 シルバー』『田苑 金ラベル』『田苑 エンヴェレシーダ』の4品。いずれも田苑酒造の伝統と革新を表現したラインナップです。
だしは、にんべんのだし素材にこだわった、化学調味料無添加のゴールドシリーズ2品『つゆの素ゴールド』『白だしゴールド』と本枯鰹節の豊かな風味を引き出すテトラ型だしぱっくの『本枯鰹節 飲むおだし(かつお)』『本枯鰹節 飲むおだし(かつおと昆布)』の4品を使用し、焼酎を割りました。
樽の風味が香る『田苑 ゴールド』と、かつおと昆布の豊かな風味が合わさった『飲むおだし(かつおと昆布)』の組み合わせが第3位という結果に。分量は、田苑 ゴールド50mLに対し、飲むおだし100ml(規定の分量でだしをとったもの)の1:2の組み合わせです。こちらは、どんな味わいなのでしょうか?
タカハシ:『田苑 ゴールド』の樽の香りが、特に昆布のまろやかさと合っていました。昆布の香りも結構立っているので、両方が引き立てあっている感じ。かつおと昆布が両方入っているだしというのがポイントだと思います。
田苑酒造やにんべんスタッフにも飲んでもらったところ、「田苑 ゴールドの樽風味がだしと合うのか疑問でしたが、意外にも違和感のない組み合わせ。昆布の香りがより強めですが、かつおの香りも両方するのがいいですね」というコメントが。意外に合う組み合わせでした。
すっきりとキレのある『田苑 シルバー』と、いわゆる“めんつゆ”の『つゆの素ゴールド』が、第2位となりました。こちらは、『田苑 シルバー』50mlに対して、お湯100ml、つゆの素ゴールドが小さじ1/2強という分量がおすすめ。お味はどうでしょうか?
タカハシ:『田苑 シルバー』はクリアな味わいなので、『つゆの素ゴールド』と組み合わせると、醤油が引き立ちます。『田苑 シルバー』は味わいがマイルドなので、醤油の香ばしさを素直に感じられて、日本人が好きな組み合わせですね。
こちらの組み合わせは、スタッフからはそば湯に近いような印象という意見も。おつまみと一緒にいただくというより、だし割を単品で飲みたいときにおすすめです。
頂点に立ったのは、『田苑 金ラベル』と『白だしゴールド』の金つながり! 金が2つ組み合わせるだけに黄金バランスということでしょうか!? 分量は、『田苑 金ラベル』50mlに対して、お湯100ml、白だしゴールドが小さじ1/2強。タカハシさんが1位に選んだ理由は?
タカハシ:これが一番飽きずに飲めると思ったからです。全体に健康的な薄味なのですが、『田苑 金ラベル』のマイルドさも消えず、それでいて旨味や塩味も感じられるおいしさがあります。だし割りのスタンダードにしたい組み合わせですね。
田苑やにんべんスタッフからも「田苑 金ラベルとだしの味がほどよく混ざり合っている」と好評価。かつおだしがきりっと香るというところも日本人にささるおいしさでした。
惜しくもベスト3を逃したものの評価が高かったのが、『田苑 エンヴェレシーダ』と『本枯鰹節 飲むおだし(かつお)』の組み合わせ。分量は、エンヴェレシーダ50mLに対し、飲むおだし100ml(規定の分量でだしをとったもの)の1:2の組み合わせです。こちらは、従来のだし割りの概念を超える新感覚のおいしさが好評価の理由。
タカハシ:この組み合わせだと、『田苑 エンヴェレシーダ』の柑橘系の香りがフローラル系に感じられます。その華やかな香りとかつおのシンプルな香りが不思議と心地よくマッチしています。パーティーでみんなが集まったときの締めとして、中身を明かさずに出したら、おもしろいんじゃないでしょうか?
この味わいには、田苑&にんべんスタッフも驚き。『田苑 エンヴェレシーダ』は和の味と合わなそうですが、組み合わせるとエキゾチックな世界感を表現していました。また、お酒の味を最も感じたのもこちらの組み合わせ。だし割りの新境地を切り開く味でした。
(まとめ)
だし割りを4つの組み合わせでいただいたところ、どれも個性豊かな味わいに。醤油が香るそば湯風からエキゾチックな新境地まで! 皆さんも寒い日に趣向を変えたいときは、お湯割りではなく、「だし割り」を試してみてはいかがでしょうか?
関連キーワード