
ホップで爽快!新感覚の麦焼酎SUN SUN HOP 登場!
2024/07/18
焼酎が好きな人といえば、年齢層が少し高く、男性が多いイメージ。しかし最近は若い人にもその魅力が伝わりつつあります。今回は、自由大学の焼酎講座を修了した焼酎好き女子である、ガッキーさん・しぶちんさん・ゆうこりんさんに話を伺うことに。3人が語る、焼酎の魅力や、一様に共感したおじさんとのエピソードとは。
*ガッキーさん
出版社に勤務。編集業を担当する一方、ファッションサイトのMDバイヤーとして服の買い付けや商品コントロールを行なっている。
*しぶちんさん
Webメディアの制作ディレクター。企業の新卒採用の支援をしている。
*ゆうこりんさん
シェアオフィス「みどり荘」のコミュニティオーガナイザーや「自由大学」のキュレーター、グラフィックデザイナーなど、フリーランスとして幅広く活動。
ガッキー:焼酎を飲んで知識もついてくると、その日に何の焼酎を飲むかで、何を食べるかを決めるようになったかな。
しぶちん:それはおもしろいね。例えばどんな組み合わせ?
ガッキー:今日は黒糖焼酎を飲もうと思ったら甘めの食事にするし、癖の強い芋焼酎を飲むなら魚じゃなくて肉料理を食べるとか。
しぶちん:こってりした肉とかに合うよね。豚の角煮を食べた後に芋焼酎を飲むと、さーっと喉にくる後味がものすごく良い。
ゆうこりん:お菓子にも合わせたりしたことある? シュークリームとかカスタード系のスイーツ、チーズは芋焼酎に合うんだよね。
しぶちん:焼酎とスイーツって意外と合うよね。この前はバウムクーヘンに芋焼酎を合わせたら美味しかった。後は麦チョコとか、ビターチョコにもマッチする。
ゆうこりん:味があっさりしていて、ブランデーに味が近い「田苑」はケーキにも合いそうだよね。芋以外であれば、あんこ系のお菓子には米焼酎が合うよ。大福に合わせても美味しかった。
ガッキー:アーモンド系のお菓子には黒糖焼酎がおすすめかな。風味が似ているスイーツと焼酎は合いやすいと思う。
ゆうこりん:焼酎をまだ飲んだことがない人にすすめるなら、冬はお湯割りかな。
それとソーダ割り。しゅわしゅわとした炭酸のおかげで、飲みやすくなる。
しぶちん:ソーダのおかげで焼酎特有の癖のある味とか、鼻にくるアルコール臭が感じにくくなるからね。
ガッキー:あと前割り(水を混ぜ合わせて数日間寝かせた焼酎)もいいと思う。前割りの存在を知らない人も多いから、そもそも飲む機会が少ないと思うけど、水割りよりアルコール臭が少なくなって初心者の人におすすめ。
ゆうこりん:前割りはいいね。焼酎は食事の時に飲むものだから、味が強すぎると料理の味と喧嘩してしまう。その点、前割りだとアルコールの刺激が少なくなって味がまろやかになるから、食中酒としてもぴったりだと思う。ただ、どこのお店にもあるって訳でもないよね。
しぶちん:メニューを筆で書いてあるような、料理にこだわっているお店とか、九州系の郷土料理を出すお店に置いてあったりするかな。前もって調べてみるといいかも。
ゆうこりん:焼酎を好きになったきっかけは何だったの?
しぶちん:子どもの頃の話なんだけど、ジュースを飲まない家だったんだよね。ご飯の時も、おやつを食べる時も水か麦茶を飲んでいたかな。その影響もあって、大学生でお酒を飲めるようになってからカシスオレンジを飲んでみたけど、甘い飲み物はやっぱり合わないと思った。
ゆうこりん:私もそうだな。小さい頃から甘いものはあまり好きじゃなくて。お子様ランチとかも食べなかったし。大人になってカクテルを飲んでも「なんか違うなー」って感じで。
しぶちん:そうなんだよね。それから私は、他のお酒にも興味を持って、ビールは飲めるようになって、その後日本酒や焼酎を飲んでいった。焼酎は食事にも合うし、独特の風味がある。私は日本酒の鼻につーんとする感じより、焼酎特有の香りを楽しむ。氷が溶けるにつれて味わいがまろやかになるロックも好き。
ゆうこりん:私は基本的にビールが好きだった。上司に連れて行ってもらって、本格焼酎をはじめて飲んだ。それまで焼酎はおじさんの飲み物というイメージあった。
でも飲んだら香りもよくて美味しくて。5~6杯飲んでも次の日に響かないし(笑)。いろんな種類があって面白いなと思って。同じ酒造から出してても味が全く違うしね。
しぶちん:あと焼酎って、経済的で意外とおいしい。
ゆうこりん:そうそう!
ガッキー:わたしはすごいビールを飲む人だったけど、2年前に麦アレルギーになってしまって。だから、これを機に食生活を見直そうと思って。
食べるものも見直して、自炊をまず増やそうと。また、今までは湯水のように好きなお酒を飲んでいたけど、それもやめて(笑)。
料理にあうお酒をちゃんと飲もうと。でもそのとき日本酒くらいしか食中酒を知らず、焼酎は全く飲んだことがなかったから、講座で勉強をはじめた。いろんな種類や割り方を知るにつれて、どんどんハマっていったかな。
しぶちん:昔、職場で打ち解けられない上司がいて。違う会社からきたおじさんで、近寄りがたい雰囲気の人だったんだよね。
その人と仕事終わりが重なることがあって、「ちょっと飲む? あそこの焼き鳥屋美味しいから」と飲みに連れていってもらえた。そこで「わたし焼酎好きなんです」と話したら、「そうなのか。ここには美味しい焼酎があるから飲むと良いよ」と喜んでもらえて、いい銘柄をいくつか飲ませてもらえた。これ美味しいですねと飲みながら話すことで、打ち解けられたんだよね。
娘くらいの年代でどこか扱いづらい子から、話しやすい関係性になれた。焼酎をきっかけに、そういう出来事がたくさんあったかな、色んな人と。
ゆうこりん:お酒をけっこう飲むような上の年代の人に焼酎が好きだと話すと「おお焼酎好きなのか!」となるよね。
ガッキー:日本酒を飲んでいる人は多いけど、焼酎を好きは意外と少ないからね。「お酒のこと分かっているね!」となることも多い。
しぶちん:20代前半の時の職場が、50代くらいのおじさんが多い職場だったんだけど、彼らからしたら私は30歳も年が離れた女子。どう接すれば良いかわからなかったと思う。でも焼酎で共通点が見つかる。懐に入るきっかけになるなって。
ゆうこりん:焼酎は色んな人に広くわたっていて、気楽にみんなで飲めるお酒。おじさんに限らず、色んな人と仲良くなれるきっかけになる。
ゆうこりん:最近だと、野菜売り場なんかに行くと顔が見える農家さんの写真がある。でも、写真が映ってても、距離が縮まった感じはしないなって。
でも、実際に焼酎を造っている人の話を会って聞く、想いとか愛情を持って造っているのを、肌で感じる機会があった。
ボトルを見て、美味しそうと直感で飲むこともあるけど、「あの酒蔵さんで造られたお酒だから飲もう」ということが増えた。造り手の人と直接話すことで、焼酎にかける想いとか、ものすごく丁寧に造られているのだとわかった。焼酎に限らず、日本酒の蔵元さんもそうだと思うし、造り手の人は愛情を持って造っているんだろうなと。
しぶちん:話を聞いたあとにその銘柄が店にあると「あー!ある!」って、なんか嬉しいよね。
ガッキー:ひいきして飲みたくなる。
ゆうこりん:うんうん、話を聞くと愛着が湧くし、距離感が縮まる。単なる飲み物じゃなくなって、焼酎から人やストーリーを感じるようになったね。
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