【 連載 】教えて!リカー先生 その① 『麦焼酎の原料は麦。ではウイスキーの原料は?』
2018/07/09
暑い日が続き、夜はどうも寝苦しいと感じませんか?
風がない日は部屋がむしむしして寝苦しいですし、汗もたくさんかくとなると体にとって気持ちが悪いもの。そこから睡眠不足へと発展していく原因にもなります。
そこでオススメするのが寝る前に焼酎を飲むこと。ネガティブな意見もありますが、正しいやり方をすれば快眠に繋がります。「焼酎を飲んで良い睡眠」を実現してみませんか?
快眠作用を知って正しい飲酒方法を実践しましよう!
焼酎などのお酒にはアルコール成分が入っていますが、それがもたらす睡眠効果をまずは知っておきましょう。
快眠の鍵には3つの要素があります。それが「メラトニン」、「セロトニン」、「トリプトファン」です。眠気を促す成分を持っている「トリプトファン」、体の中の体温を下げて気持ちを落ち着かせる「メラトニン」、そのメラトニンの材料物質である「セラトニン」。
この3つの要素が重なりあうことで良い睡眠が得られます。お互いが密接した関係性があり、睡眠に大きな役割を果たしているのです。
特に、本格焼酎は人がストレスを感じた時に脳内で分泌されるアドレナリンを、沈めて抑える効果があり、それによって、興奮状態になりにくく就寝がしやすくなるといわれています。
アルコールが睡眠効果に良いとはいえ摂りすぎてはいけません。焼酎による大量のアルコール摂取は控えましょう。なぜなら、睡眠の質も悪くしてしまうから。アルコールにより、浅い眠りが続いてしまう傾向があるためです。
体重1kgあたり1gほどが適正。適度な飲酒をすることで深い睡眠が増えるようになります。ちなみに目安は寝る前の2~3時間前が理想。焼酎はダブル1杯くらいがベターです。
無理やりアルコールの力を借りて眠り、お酒でストレスを発散するといった飲み方をしないように注意してくださいね。
本格焼酎には「美肌効果」が期待できます!
ほろ酔い気分になってくると嫌な事も忘れ、血行が良くなりやすい。それによりストレス発散にもつながります。必然的に肌にストレスを与えることが少ないので美肌効果が生まれてくるのです。快眠と焼酎による美肌効果をダブルでゲットしましょう。
さらに快眠は、疲労回復効果が期待できます。梅干しと焼酎を合わせた「梅焼酎」やビタミンCを摂ることができるレモンと焼酎を合わせたのものがオススメです。
最後に焼酎以外を使った寝苦しい夜を快適に過ごせる方法をご紹介します。
まずは「シーツを変えること」です。夜の汗を布団に影響を与えないようにするためにシーツは1年中使うのではなく、夏用のものを用意しておきましょう。ひんやりして涼しい夏用のシーツが売られているので、それを布団の上に引くだけでも寝苦しさを解消することができます。
それから、「部屋の除湿」も良い方法でしょう。除湿機は梅雨だけでなく、夏場のジメジメした空気を入れ替える役目も果たします。暑い空気を吸い込ませ、室内環境を整えるだけでも暑苦しさを軽減させることが可能です。
要点をまとめるとこのようになりました。
あまり良くないと言われる飲酒後の睡眠ですが、正しくメリットとデメリットを理解して飲むことができれば。快眠方法の1つとして大きな効果を発揮することでしょう。お酒を飲むことは楽しいものです。無理せずに飲んで暑苦しい夏の睡眠を乗り越えましょう!
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