グラスを変えたら、OTOYOI(おとよい)は乾杯も食事もデザートも楽しめる焼酎になった! 【OTOYOI×ツヴィーゼル編】
2018/08/02
お湯割りのうまさを知ったのは、出張で鹿児島を訪れた時のことだった。
1月半ば。はじめての鹿児島は思いのほか寒く、仕事を終えて宿のある天文館へ着くと、「あったかいもんでも食おう」ということになった。上司が連れて行ってくれたのは、L字型のカウンターだけのこじんまりとした居酒屋。白い湯気にメガネが曇り、甘じょっぱいタレの匂いにお腹が鳴った。
席に着きながら、上司は「ロクヨン」と注文し、指を2本立てた。ほどなく湯気を立てたグラスが目の前に置かれた。思わず両手で包み込む。冷えた手に温かさがじんわりと心地いい。口元へ運ぶと、甘いような、それでいて清々しいような香りがふうわりと漂い、それが口の中に広がり、胃の中がぽわんと温かくなった。焼酎のお湯割りを飲んだことがなかったわけではない。でもあんなにうまいお湯割りを飲んだのははじめてだった。
ロクヨンというのは6対4のことで、焼酎とお湯の比率を指す。ロクヨン=芋焼酎のお湯割りという意味で使うこともある。器には、お湯を先に入れ、その上に芋焼酎を注ぐのだという。そうすることで下から上への対流が生まれ、全体がまろやかなお湯割りになるのだと教わった。
1)大ぶりの陶器のカップまたは耐熱グラスに、お湯を先に4分まで入れる。
2)「田苑 芋」または「田苑 芋 黒麴仕込み」を6分注ぎ入れる。
●甕で熟成された長期貯蔵芋焼酎「五百年蔵」なら、さらにやわらかな香りと濃厚な味わいが楽しめる。
※6対4の場合、アルコール度数は約15度(日本酒と同程度)。
※比率は、お好みで5対5、4対6にしてもよい。