<対談>日本経済新聞 掲載 本坊社長×葉加瀬太郎氏
2016/03/02
甘く華やかに5つの個性が香るOTOYOI。5人の音楽家が、それぞれのおいしさをクラシックの名曲にたとえ、その楽曲を音楽仕込みによって実際に聴きながら、OTOYOIは熟成を遂げました。さて、どんな曲が選ばれたのでしょう?
夏のある日、田苑酒造の酒蔵に鹿児島ゆかりの女性音楽家たちが集まりました。ピアノ、フルート、バイオリン、打楽器の奏者とソプラノ歌手の5人です。みんな5つのOTOYOIをじっくりと利き酒し、その香りや味わいから、おのおのがイメージしたクラシック音楽を選曲して持ち寄ってきたのです。
5つのOTOYOIに対して、5人の音楽家がそれぞれ選んだ曲を発表。
「みんなの傾向がおもしろいほど似ていて、いいねいいね、私も同じという感じで、すんなり決まりました。でも選ばれた5曲は、ピアノソロだったりオーケストラだったりオペラの中のアリアとか、ぜんぜん違います」とピアニストの桃坂さん。
「たとえば、清酒酵母の米焼酎はもう王道を行くという感じなので、ピアノの詩人としてフランスのサロンで奥様方からもてはやされた貴公子・ショパン。曲はノクターンです。ワイン酵母の麦焼酎は、バナナのような香りが夏の夜のムーディな気配を感じさせるからガーシュインのサマータイムです(桃坂)」
お酒の味わいを音楽で表現するなんて業界初のことかもしれませんが、実際にYouTubeなどで聴きながら飲んでみると、これがまた本当にピッタリなんです。お酒と音楽の相乗効果で、おいしさも楽しさも盛り上がります。
では、楽曲の紹介を。
●ワイン酵母 麦焼酎
ガーシュイン/オペラ「ポーギーとベス」より「サマータイム」
→ブルース調の子守唄、夏の夜のムーディなイメージ
●ワイン酵母 芋焼酎
ドヴォルザーク/「新世界より」より第2楽章「家路」
→オーケストラ、アメリカから故郷を想う
●清酒酵母 麦焼酎
ビバルディ/「四季」より「秋」
→ヴァイオリン、収穫のときを迎えた村人たちのよろこび
●清酒酵母 芋焼酎
マスネ/「タイスの瞑想曲」
→オーケストラ、ちょっと洒落た甘美なメロディ
●清酒酵母 米焼酎
ショパン/「ノクターン」op.9.Nr2
→ピアノ、フランス的な美しさ、王道を行く感じ
5つのおいしさと5つの香りを飲み比べ。
ワイン酵母と清酒酵母を使った、今までにない本格焼酎 OTOYOI
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